軽いリュックはビジネス用に最適だが、利用場所に注意が必要

ビジネス用のリュックを選ぶ時、なるべく軽い物を…と選ぶ人が多いと思います。
20代~30代に人気があるリュックですが、選び方にはポイントがあります。
軽さ重視で選ぶ時は、どのような点に注意が必要なのでしょうか。軽さ以外ではどこに注意して選ぶべきなのでしょうか。
リュックを背負ったビジネスマンをよく見かけるようになりましたが、まだまだ認知度が低いのは事実。
特に格式を重んじる会社だと、気を抜いていると誤解されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

軽いリュックがビジネスマンにはおすすめ

ビジネス用のリュックを選ぶときは、中に入れるものの重さを考えて、できるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。

また、リュックのサイズも書類を入れることを考えると、A4サイズ以上の大きさが必要です。

ビシネス用に使うのなら、中には書類や資料、パソコン、筆記用具などを入れることになります。A4サイズがらくに出し入れできるサイズのものを選び、持ち物がリュックの中で散らばらないようにポケットがたくさんついているものを選んでください。

リュックに使われている素材にはナイロンや革、合皮、キャンバス地などいろいろありますが、軽い素材で作られているリュックでも金具や装飾で見た目よりも重たい場合もあります。一般的に、リュックの重さは600~800gが丁度良いと言われていますので、参考にしてみてください。

ビジネス用のリュックを選ぶときは実際に背負ってみることも大切です。

重さの他に、背負ったときに自分の背中にしっくりくるかを確かめてみてください。
ショルダーベルトは長さを調節できますが、中にはどうしても下がってくるものもあります。腰ベルトがついているとショルダーベルトが下がることがなく、リュック自体が揺れるのを防ぐので、背負っている時に安定感があります。

ビジネス用に軽いリュックを選ぶ時のポイント

軽いリュックならナイロン製と思ってしまいますが、実際には違う場合もあります。リュックに使われている生地の厚みや量、使われいてる金具や取っ手によっても重さが違ってきます。ナイロンは軽い素材ですが、重たい金具が多く使われているとリュック自体は重くなってしまいます。逆に革製でもソフトレザーのように薄めの革だと軽量になります。重さで選ぶときは実際に手に取り、背負ってみて確かめることが必要です。

ナイロン素材にもいろいろあり、中が空洞になっている中空糸ナイロンだととても軽いですが、生地の強度をあげるコーティングがされていたり、撥水加工がされているものだと重くなってしまう場合もあります。
ポリカーボネート素材のリュックはナイロンに比べると高価格にはなりますが、軽い上に耐久性があるのでおすすめです。ポリカーボネートはキャリーバックなどにも使われている素材です。

軽さだけで選ぶと、リュックに使われている生地が薄めだったり、シンプルなデザインになってしまいがちです。ビジネス用のリュックなら中にパソコンなどを収納することも考え、衝撃を吸収する作りになっているものや、リュックの生地にもある程度の厚みや強度が必要になってきます。また、リュックの中で持ち物が散乱しないためにも小物を収納できるポケットが多いものを選ぶようにしましょう。

軽い以外にも!ビジネスリュックの選び方

ビジネスリュックは軽さだけでなくサイズにも気をつけてください。

ノートパソコンを持ち歩く人なら、使っているノートパソコンが入るかどうかを確かめてください。特に持ち歩く書類や資料が多い人なら、それらの書類の他にパソコンも十分に入り、出し入れがしやすい容量が必要になってきます。なんとか全部入るという状態は出し入れが大変になりますので、少し余裕があるくらいの大きさを選ぶと良いでしょう。あまり大きすぎても持ち運びが大変になり邪魔に感じてしまいますので、適度なサイズで選ぶようにしてください。

リュックの中の作りも確認してください。

パソコンを入れる人なら衝撃を吸収するクッション素材が入っているものがおすすめです。

リュックの中にポケットや仕切りがあると、書類や仕事道具の整理ができて便利です。リュックは歩いたり走ったりすることで中に入れているものが動いてしまい、整理して入れても散乱してしまいがちです。
また、出し入れするときはいちいちリュックを背中からおろさなければならないのが面倒なので、リュックの外側にも収納ポケットがついているものを選んでください。カギや定期、携帯電話などをすぐに取り出すことができて便利になります。

防水加工がされていることも重要です。

ビジネスリュックの中には仕事で使う大切な資料やパソコンなどを収納しているので、それらが雨で濡れてしまったら大変です。外を歩く機会が多い人や自転車通勤をしている人は特に防水加工や撥水加工がされているものを選んでください。

ビジネスリュックを選ぶ時の注意点

リュックはカジュアルな印象がありますので、ビジネスリュックを選ぶときは仕事の場にふさわしいデザインのものを選んでください。機能性だけで選んでしまうと、仕事では場違いになってしまうこともあります。また派手な色やデザイン、装飾がついているものもふさわしくありません。

ビジネスリュックはスーツに合わせた時に違和感なく自然なものを選ぶようにしましょう。

外側のデザインはできるだけシンプルなもので、黒や紺、グレーなどのダークカラーを選ぶと無難です。素材は軽いナイロン製がおすすめですが、ナイロン製の中にはアウトドア向けのものも多くありますので、あまりカジュアルになりすぎないものにしてください。

ビジネスリュックなら革製もおすすめです。

革製のリュックだと高級感が出て、スーツにも合わせやすくなります。重さが気になる場合は、ナイロン製でも部分的に革が使われているものもあります。
ビジネスリュックを選ぶときは、シンプルで大人っぽい感じがあり、スーツによくマッチするかどうかをポイントにしてださい。リュックは子供から大人、老人まで年齢に関係なく幅広く使えますが、デザインによってはビジネスに向かないものも多くあります。

ビジネスリュックの利用は急増しているが、リュックを避けた方が良い場面もある

最近では仕事でもリュックを使う人が増えていますが、場合によってはリュックがふさわしくないこともあります。リュックはカジュアルなイメージが強く、フォーマルでは使うことはできません。勤務先では問題なくても、訪問先によっては避けたほうが良いこともあります。特に訪問先が伝統を重んじるような会社の場合はリュックはあまり良い印象にはなりません。通勤にリュックを使っている人は、会社にビジネスバッグも用意していおき、訪問先によって変えるようにすると良いです。

リュックの中には手持ちにもできるものがあります。リュックのサイドに取っ手がついていて、ショルダーベルトを外すと普通のビジネスバッグのように使えるものです。このタイプのリュックだとシーンによって使い分けることができます。リュックひとつでいろいろ使いまわしができるので便利になります。

リュックはカバンよりも疲れにくく、両手も使えるのでとても便利です。素材や形なども様々なので、ビジネス用のシンプルなものでも好みのリュックが見つかると思います。ビジネス向けのデザインと機能性のポイントおさえて、上手に選んでくださいね。