洋服の通販が安いのはナゼ?失敗しない服の選び方

勢いで安い洋服を通販で購入してはいませんか?安いからと買ったものの、着れなくては高い買い物になってしまいますよね。

通販で売っている安い洋服が悪いのではなく、選び方が間違っているのかもしれません。
実は洋服を買うときに失敗しないためにはこんなところをチェックしておくといいようです。

目の前に商品がないからこそ、よく確認することが大切です。

お店で売っているものと何が違う?通販の洋服が安い理由

お店で売っている洋服に比べて、通販では凄く安く買えるお店も多いです。
実際に品物を手に取ってみることが出来る実店舗より、通販の方がコストを抑えられるためです。

お店を出店するには、出来るだけ集客力の良い場所に出しますが、そうすると家賃は高くなります。例えお客さんが来なくても、店舗には店員は必要です。テナントで入るとオープンしている時間も長いので、ある程度の人数を確保しなければなりません。

1人の月のお給料×そこで働いている人数で考えると、店舗の人件費だけでも凄い金額になるのが分かると思います。その分のコストが洋服代に含まれます。

しかし、インターネットや通販で安く販売している洋服は、実店舗が無いお店も多いです。実店舗が無くても倉庫は必要ですが、実店舗のように内装に凝る必要はありませんし、良い立地にする必要もありません。

倉庫の場合は、基本的に自分たちで営業時間を決められるので、シフト制にしなくても良いです。てきぱきと梱包作業や発送をすれば良いので、週末は休むことも可能です。家賃や人件費のコストを抑えることが出来るため、インターネットショップや通販は安い洋服が多いのです。

また、セール期間になると驚くほど安くなることも多いですが、これは在庫を売り切ってしまいたいためです。せっかく家賃を安く抑えてコストカットしているに、在庫が残って倉庫を逼迫して倉庫を大きくしたり増やすことになっては、意味がありません。

洋服の販売価格は、洋服が売れるまでに掛かるコストが関係しています。単純に、単価の安い生地を使っていたり、洋服1着作るまでの工程を極力省くなどして安くしている場合もありますが、クオリティに差がないのに通販の方が安い場合は、実店舗がない分安くなっていると言えるでしょう。

通販で洋服を買うときは安いからといって飛びつくのはNG

通販で洋服を買って失敗したことはありませんか?色は多少イメージと違っても着ることが出来ますが、サイズが合わないと着ることさえ出来ない事もあります。

通販では画像や記載されているサイズで確認しなければいけないので、情報を見逃してしまったり思っていたサイズ感と違うこともあるでしょう。特に、通販だとスタイルの良いモデルが服を着ているので、素敵に見えやすく、自分が着るとイメージが違うこともあります。

通販で洋服を買う時に出来るだけ失敗しないためには、サイズを把握することが重要です。通販だと洋服のサイズの詳細が記載されていることも多いです。着丈や身幅、袖丈など書いてある数字を確認して自分に合うか確認しましょう。

バスト、ウエスト、ヒップなど測れる部分なら測って自分自身のサイズを確認しましょう。ただ、洋服のサイズは着た時に必要なゆとりを含んだ寸法が記載されていることが多いので、間違わないように注意してください。洋服の出来上がり寸法は実寸といい、自分の体のサイズはヌード寸と言います。ヌード寸と実寸が同じだとゆとりがない事になってしまいます。

お気に入りのサイズ感の服があれば、その服を床などに広げて肩幅や身幅、袖丈、着丈などを計って、そのお気に入りの服のサイズと商品情報を比べると、失敗が少なくなるでしょう。

通販にはサイズの表記が、S、M、Lや7号、9号、11号等しか書いていない場合もあります。そういう場合、モデルの身長やモデルが着用しているサイズを掲載している場合もあるので、自分のサイズと比べてイメージするようにしましょう。

SやMのサイズは、そのメーカーやブランドによって出来上がりのサイズ感が違うことはよくあることです。フィットしたデザインかビックシルエットのデザインかによっても違います。SやMなどのサイズ表記だけで判断せずに、サイズの詳細を確認するようにしましょう。

安い洋服だから?思っていた色と違う…とならないために

通販だと洋服の色は写真やサイトの画像で判断しなければいけません。出来るだけ実際に近い色の写真を掲載していることが多いですが、パソコンやスマホの画面越しでは色が違って見えることは良くあります。

機種の違いや見ているときの光の加減でも色の濃さや色合いが実物とは違うように見えてしまう場合があります。通販で服を買う時は、多少の色の違いは覚悟しておいた方が良いでしょう。

黒や白なら極端に違うと思うことはないでしょうが、ベージュなど少しの色の濃淡だけでも印象が全然変わってしまう色は、注意が必要です。絶妙な色合いで気に入ったと思っても、カラーの洋服は画面越しに見えている色が実物の色と違う可能性も高いです。

通販によっては、洋服の写真を沢山載せていることも多いので、出来るだけ色々な写真を見て色を判断すると良いでしょう。特に、写真によって同じ商品の色が違って見える場合は注意した方が良いでしょう。

また、黒や紺など色の濃い洋服は色の失敗は少ないですが、写真でみるとただの黒一色に見えてしまって、ディテールや素材が分かりにくいデメリットもあります。画面を明るくしたり拡大して確認するようにしましょう。

通販の洋服での口コミの見かたとは

基本的に口コミが投稿出来るようになっている通販サイトは多いです。口コミは実際に商品を買った人が投稿できるので、口コミは商品購入の判断材料にしましょう。

口コミは星の数や5段階評価などで表示されています。単純に評価が良いかどうかだけでなく、口コミ人数もチェックしましょう。最高評価が付いていても1人しか口コミしていなければ、その人と自分の体型や求めている点が違えば、自分にとっても最高評価の洋服とは限りません。

出来れば複数の口コミを見て判断するのがお勧めです。口コミの内容もチェックしましょう。口コミを投稿する人の中には、自分の身長体重や普段着ている服と比べた感想を書いてくれている人がいます。その中で自分のサイズと近い人の意見を参考にすると良いでしょう。

また、良い評価の口コミよりも悪い評価の口コミの方が参考になる場合も多いです。悪い評価を付けるには理由がありますので、その理由が自分は許せる内容なのか確認しましょう。

口コミは、本人の勘違いで評価が悪くなってしまう場合もあります。その評価は、勘違いや見落としによる低評価なのか、客観的な意見なのかも見極めてください。

通販で洋服を買うときは交換できるかや送料のチェックを忘れずに

通販では実際に手に取って商品を見ることが出来ません。そのため、通販での買い物に失敗はつきものです。だからこそ買い物に失敗したときに、どんな対応をしてもらえるかどうかは大切なポイントです。

セール品や直接肌に身に着ける下着のような商品は実店舗でも返品交換不可が基本ですが、通販でもそれは基本的に同じルールです。しかし、実店舗なら返品交換出来る状況の服でも、通販だと受け付けてくれない場合も多いです。

サイズが合わなかった、イメージした色と違うなどの理由はお客様都合となって返品も交換も受け付けてくれない事は珍しくありません。

返品交換出来る場合でも、未使用タグ付きの状態であることや商品到着後1週間以内であることなど条件が付いていることがほとんどです。

返品交換のルールは、ご利用ガイドや商品情報のどこかに記載されていますので、買い物の前に確認するようにしましょう。