友達とご飯行くのめんどくさいと感じる自分に隠されているもの

友達とご飯に行くのがめんどくさいと感じる自分…。

一人はさみしいと思いつつも、いざご飯を食べに行こうと出かける用意をしようとすると『めんどくさい』という気持ちで準備を始めている自分がいる。

人間関係にストレスはつきものです。

学生時代の友達と環境が変わっても意気投合し続けるということは、難しいことなのです。

人生のステージがお互いに変われば、相容れない部分もたくさん生まれます。

そんな中で『昔』基準の付き合いは、不自然になってくるのは至極当然のこと。

ですから、大人になればなるほど『自分軸』で人間関係を築いても良いのです。

何事においても自分が納得できることを積み重ねていくことが、人生を豊かにするキモではないのでしょうか?

価値観や、接し方は変わってもいいのです。
むしろ、変化させるべきことなのです。

友達とご飯行くのがめんどくさいって感じる自分を一緒に見つめてみませんか?

友達とご飯行くのめんどくさいって感じる時の自分が考えていること

学生時代や社会人になりたての頃に比べると、友達とご飯に行くのがめんどくさくなることが多くありませんか。
以前は毎日のように友達と遊んで、時間が足りないとさえ思えていたのに、どうしてそんな自分が、こんな風に思うようになってしまったのでしょうか。

30代を迎える頃になると、女性のライフステージは人によって大きく異なってきます。「既婚者と独身者」「キャリアと派遣社員、専業主婦」「子どもの有無」「世帯収入の差」などがはっきりと分かれてくるこの頃の年代の女性は、おそらく友達とのご飯がめんどくさく感じてしまう理由の一つに、会話に気を遣うことによる「気疲れ」があるのではないでしょうか。

本当は会話を楽しめれば一番良いのですが、それぞれの友達で置かれている状況が全く異なるため、話の内容も手探り。できるだけ相手を傷つけたり、相手の気に触るようなことを言ったりしないようにと、とにかく気を遣ってしまうのです。

友達とのご飯がめんどくさいと感じる心理は一つじゃない

友達とのご飯がめんどくさいと感じる理由は、他にもあります。

最初に書いた通り、「気を遣う」相手に会うことがわかっていると、次に出てくるのが「不安」です。
友達と会っている最中にも、「気を悪くしていないかな?」と友達の顔色を伺ったり、共通の話題がなかなか見つからずに不安な気持ちになってしまいますね。

会う約束を、その場しのぎでしている方も多いかもしれません。
話の流れで会う約束をしただけなのに、本当に会うことになってしまったり、断りきれなくて会う約束をしてしまったりと、自分の意に反する約束によって、めんどくさい気持ちが湧いてきているのかもしれません。

その日の体調も大きく関係します。
楽しみにしていたのに、当日の体調が悪かったり、風邪気味、睡眠不足などで体調が万全でないと、約束当日に、めんどくさくなってしまうことも経験があるのではないでしょうか。

約束当日に、見たいテレビが出来た、仕事で疲れて行く気にならないなど、急にめんどくさいと感じてしまうことも考えられます。

友達とのご飯がめんどくさくなってしまう理由は、このように沢山あります。
他にも、色々な理由があるかもしれません。
一度めんどくさいと感じてしまうと、その気持ちはなかなか消えないですよね。

友達とのご飯がめんどくさいなら、一度はっきりと断ってみる

友達からの誘いが断れなくて、毎回もやもやしたまま、約束の日を迎える方も多いでしょう。
何度も同じような失敗を繰り返している人は、一度はっきりと断る経験も大切です。

でも、誘われたのに即答で断りを入れるのは、なかなかできることではありません。
相手の気持ちを考えればなおさら、「行きません」と即答することはできませんよね。

そんな時には、一度保留をしてワンクッション置いてから、再度断りの連絡を入れるとハードルが下がります。
友達に誘われたら、行くつもりがなくても、「予定が入っているかもしれないから、確認してから連絡をするね」と伝えます。
後日、「せっかく誘ってくれたのにごめん。落ち着いたらまた行こう。」と断りの連絡を入れます。

一度はっきりと断ってみることで、自分の気持ちの整理ができます。
本当は予定がないのに、断ってしまった「罪悪感」を選ぶのか、めんどくさい気持ちを抑えて友達とご飯に行ったら「疲れる」をとるのか、どちらにしても良い気持ちにはならないでしょうが、どちらかで納得できるのであれば、その方法を取ればよいのです。

断る時に絶対にしては行けないのが「ドタキャン」です。
これは、約束をしている友達の気持ちを考えたら、やってはいけないこと。
断るのであれば、事前に必ず連絡を入れましょう。

友達付き合いではなく、自分の性分を知ろう

友達付き合いが億劫になっている方は、もしかしたらそもそも人付き合いを好まない性分なのかもしれません。
友達がいて当たり前、友達とご飯に行くのが休日の楽しみ、と思える人が沢山いる中で、自分もそう思わなくてはいけないのだと、無理をしてはいませんか。

友達がいて当たり前、友達とのご飯が楽しいと感じる方は、おそらく孤独を好まないタイプの人が多いと思いますが、中には孤独を全く苦と感じず、孤独でいることを楽しめる人も大勢います。

本当は友達とではなく、一人で過ごしたいと考えているのに、「友達に会わなくてはいけない」と無理に予定を組んでいる方がいるとしたら、友達とのご飯がめんどくさくなってしまうのは当たり前です。

友達といることで本来の自分を出せなかったり、友達と仲良くすべきという固定観念にとらわれていたりする自分がいるのであれば、無理をすることでストレスになるので、無理に関係を築こうとすることはしなくても良いと思います。

断るより、行くほうがいいなら自分で自分を騙してみよう!

友達とご飯に行くのがめんどくさくなってしまうと、その気持ちは当日まで続きますよね。断るのは友達に悪いし、めんどくさいけど行ってこよう、と行くことを決めるのであれば、約束の日までを憂鬱な気持ちで過ごすのではなく、楽しみな気持ちに変換できるといいですね。

プラシーボ効果というものをご存知ですか。
これは、「いたいの飛んでけ」と子どもに言うと泣き止んだり、薬ではないもの(飴やサプリ等)を薬だと言われて飲んだら、症状が緩和されたりする現象のこと。
また、「好き」と言われ続けているうちに、好きでもない相手のことが気になって、気がついたら恋に落ちていたなんていうこともあります。

一人でいることを好むタイプの方にはおすすめしませんが、このプラシーボ効果を使って、友達とのご飯の約束を楽しくさせることができます。

「楽しい」というワードを意識して連想することで、憂鬱な気持ちから、少しだけ楽しみな方向に切り替わっていくかもしれません。

友達と会うのが楽しみになる薬として、毎日ひと粒ずつ飴を食べてみるのも良いかもしれません。

いろいろな方法がありますが、「楽しくない」「憂鬱だ」と繰り返して、どんどん負の気持ちが増えていくよりは、「楽しい」「楽しくなるはずだ」と言い聞かせて、少しでも気持ちが前向きになる方が、気持ちがラクですね。
自分で自分を騙す方法、興味がある方はぜひ試してみてください。

自分を知る。自分軸で対人関係を考える

対人関係に左右されることなく、自分らしく生きるためには自分を持つことが大切です。自分軸をしっかり持つことで、他人と比較しない生き方をすることができますよ。
「自分はこうだ」という価値観を一つ持ちましょう。

「自分が嫌なことは人にしない」ということでも良いですし、「人の役に立つことをする」でも「やりたいことは全てする」でも、何でも良いです。
自分のポリシーのようなものが見つかれば、それは対人関係だけでなく、仕事やプライベートの時の基準にもなります。

やりたいことがあるから友達と会う時間がない。という理由で友達とご飯に行く約束を断っても、何の問題もありません。
やりたいことがあって、他に費やす時間がないと言うのであれば、友達付き合いをやめたって構わないのです。

自分が断られるのが嫌だから、友達の誘いは断らない、という選択もまた、「自分が嫌なことは人にしない」という自分軸にあった選択の一つだと思います。

自分がどう生きるのか、何をしたいのかがはっきりしていれば、自分をとりまく環境との付き合い方も、自ずと見えてきますね。
周りがどうだから、ではなく、まずは自分自身が何なのかを探してみましょう。