この記事の目次
大学の雰囲気が合わないと感じる人が、まず思うこと
せっかく入った大学が合わないと感じる人が、まず思うのが「大学を辞めたい」と考えることではないでしょうか。
しかし辞めるのは簡単じゃありません。親を説得しなければならないし、辞めたあとの不安もあります。
もちろん、他に何かやりたいことが見つかったのであればその道に進めば良いでしょう。
夢に向かって周囲の人たちの説得すれば、分かってくれるはずです。
しかし、それができないのであればその道は、あきらめた方が懸命です。
無責任に人生いろんな経験をした方がいいという人がいますが、苦労は、もっと別のところでもできます。
大学を辞めるとなれば、高卒になってしまいます。
ひとまず、公務員を目指そうと安直に考える人も多いものです。
確かに公務員を目指すことは、合理的だし、親を説得しやすいものです。
安定した職にもつけますし、中退したとしても、世間体も守れます。
ただし実際に公務員になれる人は一握りです。
大学の雰囲気が合わない・・・。辞める前に考えたいこと
大学を辞めた場合のメリット・デメリットと、辞めなかった場合のメリット・デメリットとを比較してみましょう。
とりあえず思いつくものを挙げてみますが、あたにとってのメリットとデメリットは自分自身で考えてみてくださいね。
大学を辞めた場合のメリット
- 無理している自分を解放できる。
- 行きたかった大学を受験しなおせる。
- この挑戦がうまくいけば一生が変わる。ずっと「あの時大学を辞めたから、今の自分がある」と胸を張って言えるようになる。
大学を辞めた場合のデメリット
- 行きたい大学に受かるとは限らない。
- 入りなおした大学でも同じ状況、またはもっとひどい状況になるかもしれない。
- その後の人生によっては一生「あの時大学を辞めなければ」と後悔し続けるかもしれない。
そして、今の大学を辞めなくても、何かしらの目的意識や楽しみを見出すことができれば、楽しい大学生活を送れるかもしれません。
早まらず、大学を辞めるやめないで人生は大きく変わる可能性があるので、じっくり考慮して決断してください。
大学の雰囲気が合わないというミスマッチが起こらない為に
2014年9月に文部科学省が発表した調査によると、2012年度に大学や短大などを中途退学した人は全体の2.65%にあたる7万9.311人であることがわかりました。
退学理由の一位は「経済的な理由」ですが、大学に入りなおす「転学」による割合も高くなっています。
大学(短大を含む)においては、国・公・私立いずれも「海外留学」「病気・けが」「経済的理由」が理由の上位3つを占めています。
せっかく入学した大学なのに、なぜ中途退学してしまうのでしょう?
この原因の 一つと言われているのがミスマッチです。
- 大学の雰囲気が自分に合わない
- イメージしていた学部・学科の内容と違う
- 目標にしていた仕事に就けないかもしれない
- 友達の雰囲気が自分に合わない
こうしたミスマッチを防ぐには、直接自分の目で確かめられるオープンキャンパスや大学祭に出かけるなど、行きたい大学を自分でしっかりチェックし、情報収集することが大切です。
また、保護者にも大学のイメージは昔とは大きく変わっていること、学費についてしっかりチェックすることが求められます。
ご自身の学生時代から大学は大きく変化しています。そのため自身のイメージをストレートにお子さんに話すと、ズレが生じる場合があります。
大学の友達と雰囲気が合わないと感じた時の対処法
大学で知り合った友達のテンションが高すぎる、もしくは低すぎる、相手に常識がない、もしくは真面目過ぎるといった不満を抱えている人は少なくないかもしれません。
友達が自分の性格と合わないと感じる場合は、お互いにもっと相性がいいパートナーやグループが存在する可能性があります。
大学に入学して既に数ヶ月経過しているのに、それでも合わないと感じる場合には、他の友達を探しましょう。
あなたが合わないと思っているということは、相手もそう思っている可能性が高いです。
そんな2人が一緒にいること自体、多少不自然なのかもしれません。
だって、初めに友達ができた時は、新入生ガイダンスの席が近かったとか、ゼミが一緒で話をするようになったという理由の方が多いのではないでしょうか。
ですが、話してみたら相手と趣味が全然合わないというのはよくあることです。
私もガイダンスで隣に座った人とは話が合いませんでしたが、その後声をかけた友達とは卒業後にも海外旅行に行ったり、家族ぐるみで付き合う大切な友達です。
講義の間はその相手と話すなどと、割り切って友達づきあいも大切ですが、講義の後や休みの日には気の合う人と遊びましょう。
気の合う友達を見つけるコツは、「やりたいこと」が同じ人を探してください。
自分がしたいことをしていれば自然と気が合う人が集まります。
大学の雰囲気が合わないからと言って、努力する事を忘れないで!
心の中でいつも文句を言いながら卒業までの4年間を過ごしたことをとても後悔しているという人の話を紹介します。
その人が感じている不満は、その大学に通い続けた自分ではなく、在学中に心を腐らせてしまって努力を怠った自分に対してです。
だって、大学は自分で勉強するところなのです。
だから、周りに流さずに自分が頑張れば頑張っただけ実力をつけることができます。
大学や学生の雰囲気が合わないと言っても、学部・学科によって学生の雰囲気は結構変わりますよね。
教授の態度が嫌なら後期の授業選択の際には、ほかの講義を選択してもいいでしょう。
他人は他人、自分は自分で出来る事を精一杯したら、卒業する頃には充実した大学生活だったなって思えるかもしれません。
今できることをしっかりやりましょう。