人身事故が多いのは何曜日?その曜日と時間帯とは

人身事故が最も多い曜日というのが統計でわかっています。実際に電車の通勤途中で人身事故に遭い、運転が遅れてしまったという経験をした方も多いのでは?

では、人身事故が最も多い曜日は何曜日なのでしょうか。その時間帯は?

運転再開までには時間がかかります。ある程度覚悟は必要かもしれません。

人身事故が最も多い曜日とは?

ある噂を耳にしたことありませんか?それは、「月曜の朝は人身事故が多発して電車が遅れる」といった内容です。

ネット上でも話題ですが、理由は、週明け最初の出勤日である月曜の朝に、疲れたサラリーマンたちが出勤途中で人身事故を起こしていしまうというのです。

実は、国土交通省が保有する鉄道事故の詳細データによると、実際に人身事故が多発するのが、月曜日から始まる1週間のうちで最も多いのが、月曜日の午前8時台にあるというのです。

このピークは午前10時頃まで続くそうで、大体通勤や通学時間を直撃する時間になります。この3時間に継続して人身事故が頻発するのは、月曜日だけなのです。
月曜日以外の平日でも、時間のピークは午前10時台だということもわかっています。

月曜日は他の平日と比べ、午前8時台がピークと2時間も早い計算になります。

人身事故が多い曜日以外で事故が多い時期とは?

月曜日に人身事故が多いですが、あとよく言われるのが月末や月初、10日や20日も危険だと言われています。

これが意味何を意味するのか。それは会社の経営難です。
会社が潰れそうになると、資金繰りに行き詰りますよね。多額の資金が必要になるわけなので、上記で述べた日に多くのお金が動くことになります。

10日は所得税などの税金関係の支払いがありますし、20日前後には社員へ給料を支払うべく銀行に依頼します。それが経営難で資金繰りが難しくなると・・・となるわけです。

支払手形は基本的に5の倍数で支払日になることがほとんどなので、お金がなく不渡りになってしまうと、銀行との取引が停止され、実質「倒産」といった感じに陥ってしまうのです。

会社が成り立たなくなり倒産・・・経営破たんをした経営者が人生を絶望した時にふと思い立つのは・・・もうおわかりですよね。

月初や月末、10日、20日などに必死になって銀行回りをしている会社は、「経営に行き詰っているかなり危ない会社かもしれない」ということかもしれません。

月曜日は人身事故が多い、しかしそれだけではない月曜日の危険性

月曜日の朝は人身事故が多発することがよくお解りいただけたかと思いますが、それだけではありません。

実は「心筋梗塞」も月曜日が一番多いことが実証されています。

心筋梗塞の発症日時について、ある医療機関が過去10年間の資料をもとに調べた結果、働き盛りの世代が心筋梗塞を発症する日時が、月曜日に集中していることがわかったのです。
週明けに仕事へ向かわなければならないストレスが、心筋梗塞を引き起こすのではと考えられているのです。

月初めの月曜日は人身事故が多いのでご注意を!

月初めの月曜日は列車が止まることが多い・・・これは噂ではなく事実です。

統計や根拠も実際はないのですが、こういった経験をした人は多いのではないでしょうか。車で運転をしていても、ラジオから「番組の途中ですが、○○線の○○駅で人身事故があり運休しています。事故があったのは始発直後の6時30分頃で・・・」と耳にしたこともあると思います。

平日でもよく耳にすることですが、決まって多いと感じる日がやはり「月曜日の早朝」なのです。

朝の始発直後の人身事故の発生率は高く、さらに言えば、その日一日は全体的に多くも感じるほどです。

月初めなので、会社へ行くのが嫌だ、これからまた一週間が始まるのが憂鬱だ、などの悩みがあっての行動に繋がるのかもしれません。

週明けの月曜日は人身事故が多いですが、その中でも月初めの月曜日、それも始発直後が一番多い時間帯なのかもしれません。

人身事故が多い月曜日、運転再開には時間がかかる

通勤や通学でよく鉄道を利用している人なら、「また人身事故で遅延か・・・」「最近人身事故が多すぎないか?」と思わずぼやいてしまうことも多いのではないでしょうか。

総務省統計局の調査でも、人身事故は年々増加傾向にあるという結果がでています。
鉄道人身事故の発生件数は、2004年度で324件だったのに対し、2005年度368件、2006年度383件と上昇しているのです。
1日に1件は人身事故が発生していることがよくわかる数字です。これは重く受け止めなければならない数字ではないでしょうか。

鉄道を利用している中で人身事故に直面した場合、やはり気掛かりなのが「運転再開までにかかる時間」ですよね。
人身事故の場合、運転再開までにかなりの時間を要するため、予定した通りに進まないですし、大事な要件に遅れてしまうことになります。

利用客の中には、運転が再開しないことに腹を立てて、駅員に詰め寄る光景もよく目にしますが、不測の事態はいつ起こるかわからないということをある程度は理解するべきではないでしょうか。