猫が5ヶ月の時の大きさや体重や、餌の与え方や遊び方等について

猫が生後5ヶ月くらいになるとわりと体もしっかりしてきますが、大きさや体重はどのくらいが平均なのでしょうか?
うちの猫ちゃん小さい?大きい?と気になる飼い主さんもいるかと思います。

また餌などもあげ方、回数も増やすたりすべきなのでしょうか?
また遊び方はどんなことをしてあげれば良いのでしょうか?

その他にもトイレを始める躾の時期なども併せてご紹介します。

猫が5ヶ月になると大きさや平均体重はどのくらい?

生後5ヵ月の子猫の平均体重は1.5~2Kgほど。

固体差があるので一概にはいえませんが、平均するとオスで1.5~2Kg、メスは一回り小さめで1.6~2Kgほどです。

これはあくまでも目安なので、この体重より重いからといって太り過ぎというわけではありません。

月齢と見た目から太り過ぎ・痩せ過ぎと判断して餌を増減する前に、掛かりつけの獣医師に相談しましょう。

猫の理想的な体重は、1歳の誕生日を迎える頃の数値だと言われています。

その後の健康管理のために、体重を記録しておくといいですね。

定期的に動物病院で診察を受けている猫なら、病院でも体重の記録をとってあるはずです。必要であれば確認してみましょう。

大人になってからは1歳時の体重を基準として、1年で15%前後の増加であれば問題ないとされています。

このペースを上回り、数ヶ月で15%を超える体重の増加や減少が見られた場合には、何らかの異常が起きている可能性があります。

猫が生後5ヶ月の大きさの時、餌はどのように与えるのがいい?

生後5ヵ月になると、体つきもしっかりして大人の猫に近づいてくる時期です。

フードの内容や与え方も、それに合わせて変えていく必要があるでしょう。

永久歯が生え揃い、顎も発達する時期です。仔猫用のソフトフードから固いカリカリフードを与え始めましょう。

柔らかいフードに少し混ぜて食べるかどうか様子を見ながら、1日3回ほどに分けて与えます。

しかし、5ヵ月というとまだお腹の状態もデリケートで、食べ過ぎると下痢や吐き戻しの原因になってしまいます。

1日のエサは3回程度に分けて与えます。

1回の食事量が少ない場合は、ようすを見ながら3~5回程度に分けて与えましょう。

徐々に回数を減らして、6ヵ月頃には1日2回に慣らしていきます。

この時期、動きが活発になり家中を冒険して歩くかも。ケガの原因になりそうなものは極力片付けてください。

猫が生後5ヶ月の大きさの時はどんな遊びをしてあげればいい?

足腰がしっかりして活発になり、高いところにも上ったりジャンプして上がったりするようになってきます。

筋肉が発達し、でも体はまだ小さいのでジャンプ力が弱い時期でもあります。

ほんの小さな隙間に入り込む、思った以上に高い場所にジャンプで飛び乗るなどヤンチャ盛り。上下運動に強く興味を惹かれる時期で、カーテンにしがみついて登るのも定番の遊びです。

コートや洋服などを壁に掛けている場合は要注意。猫に登られて困るものは早々に方づけておきましょう。

生後5ヶ月のオスとメスの猫での遊び方の違い

  • オス
    とにかく高いところに登りたがり、家じゅうの高い場所を物色しています。
    爪とぎも始めるので、爪とぎ用の段ボールや板を準備して家具を傷付けられないよう注意しましょう。
  • メス
    走り回るなど活発な動きは見せますが、比較的おとなしく、飼い主がおもちゃなどで積極的に遊んであげると満足することが多いでしょう。

猫は5ヶ月を過ぎると発情する?去勢時期について

子猫を飼い始めたら、去勢手術はいつのタイミングで行うのでしょうか。

実は去勢手術に適した時期は意外に早く、生後6ヵ月~1歳の間です。

「まだ子猫なのに?」と思うかもしれませんが、多くの動物病院で生後6ヵ月以降から去勢手術を行っています。

それより早い時期では、まだ体力的な部分に不安があります。

早すぎる去勢手術は、尿路が未熟な状態で生育できずに尿道結石になってしまうこともあるのです。

早い猫では5ヵ月を過ぎた頃から発情する場合もあるんだとか。その場合でも、6ヵ月まで待ってから手術します。

逆に1歳を過ぎて去勢前に発情期を迎えてしまうと、去勢後も発情したときのスプレー行動や大きな鳴き声を抑えられないことが出てきます。

体がしっかりと成長し、初めての発情を迎える前までの6ヵ月から1歳くらいのうちに手術を受けることが望ましいでしょう。

猫のトイレトレーニングには生後1ヶ月を過ぎたら躾をしよう

子猫は生後1ヵ月過ぎ頃から、自力で排泄できるようになります。

一般的に、犬よりも猫のトイレトレーニングは簡単だと言われているようです。

猫はもともと砂漠に生息する生き物だったので「排泄は砂の場所で」という本能があるからでしょう。

数回、猫砂を用意したトイレの場所を教えると、早ければ数日、遅くとも1~2週間あれば土入れの場所を正しく覚えることが大半です。

もし、それ以上経っても正しくトイレで排泄を行わない場合は、トイレの設置場所や環境に問題や不満があるのかも。

猫のトイレの置き場所の基本

  • 静かで落ち着ける場所
  • 臭いがこもらない場所
  • 餌から離れた場所
  • 飼い主の目が届く場所

人間の都合で、「掃除がしやすいから人がいるリビング」「臭いが気になるから人目に付かない奥まったところ」というのは猫にとって嬉しくありません。

猫に気持ちになってトイレの設置場所を変えてみましょう。