注射が怖い子供が少しでも楽になるよう、親ができる方法

子供の予防接種も、昔に比べると種類が増えてきていますよね。
子供も注射をする機会が多いので、苦手で怖いと思ってしまう子も多いと思います。

うちの2人の子供も行く前から嫌だ嫌だと大騒ぎです。
あまりにも大暴れする子供の場合、危ないですしミスしても困るので帰されてしまうケースもあるようです。

子供に注射は痛くないと嘘をつく必要はありません。ですが少しでも痛みを和らげるために親がしてあげられることはあるのだと思います。

注射が怖い子供には注射に行く事を秘密にして病院へ連れてく方が良い?

「これから注射をしてもらうために病院へ行くよ。」そう言うと怖がって行きたくないという子供もいるでしょう。

そうなると、内緒で連れて行くべきなのかママとしては悩むのではないでしょうか?

しかし、年齢が違うとはいえ自分がもし同じように内緒にされて病院へ連れて行かれたら「だまされた!」そう思いませんか?

幼稚園や保育園へ通っている子供であれば、話の内容も理解できるようになっています。それであれば、注射することの意味について話してあげるのが一番良いでしょう。

事前に「なぜ注射を打つのか?」「注射を打たないとどうなるのか?」などを話してあげましょう。そうすれば怖いという気持ちは軽減されるでしょう。

注射に行くことを秘密にするのはNGです。わかりやすく話してあげましょう。

注射が怖い子供!暴れたり大騒ぎすると断られる場合もある

子供によっては、注射をすることの意味を話しても、いざ注射を目の前にすると逃げ出してしまいたくなるでしょう。

幼稚園の子供を持つあるママは、夫の転勤によって引っ越しをし、その引っ越し先の病院で予防接種を受ける時に大変な経験をしたといいます。

ある日予防接種を受けるために病院へ行く途中で「これから注射をしに行くよ。」と話したそうです。そして子供も納得していたと言います。

病院の待合室に入っても、本を読んだりおもちゃで遊んだりと機嫌よく待っていました。
しかし、名前を呼ばれて診察室に入り注射を目の前にすると・・・嫌がって泣き出してしまったのです。

そのままでは注射を打つこともできず、一度待合室に戻りました。そして子供も落ち着いてきたようなので再度診察室に入ってみたのですが、また泣き出してしまったのだとか。

結局医師から「こんな状態では注射することはできないので、今日は帰って下さい。」と言われたそうです。

帰ってからは毎日のように何度も何度も注射の話をし、数日後になんとか予防接種を受けえることはできたそうですが、予防接種の直前ではなく数日前からきちんと話しておいた方がよいと言えるかもしれません。

注射が怖い子供が注射を上手にのりきることができる方法

子供が注射を怖いと感じなくするためには事前に話をすることが大切ですが、その時に「注射は痛くないよ。」というのは止めましょう。もし痛いを感じた場合「ママがうそをついた。」そんなふうに感じてしまう子供もいます。

注射の話をする時には「もし注射をしなくて病気になってしまったら、お友達を遊べなくなっちゃうよ。」「病気になったら寝てばかりになって、おいしいおやつを食べられなくなってしまうよ。」などとわかりやすく簡単な言葉で伝えるようにしましょう。

あと「ちょっとチクッとはするけど、すぐ終わるよ。」とイメージしておくのも良いでしょう。

他にも、「ご褒美を与える」という方法もあります。「注射が終わったら〇〇〇(子供の好きなもの)を買おうね。」など注射を頑張ったら、ご褒美をあげるというルールを作るのです。

子供の好きなものであれば食べ物でなくてもよいのです。「ガチャガチャ1回」と決めたママもいます。

注射が怖くて仕方がない子供、もしかして「注射恐怖症」かも?

実は年齢が低い子供の方が注射を怖がらず、幼稚園年長から小学校低学年くらいの方が恐怖心がついてくると言われています。

しかし、あまりにも注射に対する恐怖心が強いようであれば「注射恐怖症」かもしれません。

この「注射恐怖症」は5~9歳で発症するケースが多いと言われています。その症状は「汗が出てくる」「呼吸が早くなり、息が苦しくなる」「体にしびれを感じる」「気を失う」などがあるようです。病院の待合室で待っている時に、病的な症状ではないかどうか注意してみるようにしましょう。

「注射恐怖症」は遺伝の可能性が高いと言われています。親戚などの血縁の中に「注射は怖い」と人よりも強く感じる人がいる場合が多いようです。

この「注射恐怖症」を克服するためには、慣れることしかありません。注射をしないとどうなるかをしっかりと理解させるようにし、注射に慣れているしか方法はないのです。

注射が怖い子供にはやっぱり「ご褒美」が効果的?

まとめとして、注射が怖い子供に対しては「ご褒美」が一番効果的かもしれません。「頑張った後にはご褒美が待っている。」子供でも大人でも嬉しいのではないでしょうか?

話を理解できるようになり、好みがはっきりしてきた年齢の子供には特に効果があるでしょう。

食べ物でなくても良いという話はしましたが、病院によってはおもちゃをくれるところもあるでしょう。ある病院では予防接種の後にシールをあげています。その病院に通う子供の中にはそのシールを集めるために頑張っている子供も多いようです。

ご褒美の話は、子供が泣き出す前に話すようにしましょう。

中には病院へ行くと言っただけで泣き出す子供もいます。そんな場合は、出発するまえに家で話すようにしましょう。

それでも注射を目の前に見てしまうと、逃げ出したくなってしまうかもしれません。そんな時は「もうちょっと頑張ろう!注射が終わったら約束のご褒美が待ってるよ!」と言ってあげましょう。そうすれば子供も頑張ろうと思ってくれるばずです。

大きなご褒美は必要ありません。それだと予防接種の度に大変になってしまいます。

その子供の好きなもの、そして小さな楽しみを作ってあげましょう。