祖母が亡くなった場合の年賀状の返事の方法やマナーについて

喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いた場合、どのように対応したらいいのでしょうか?

とくに子どもの場合は、年賀状を書くのを楽しみにしている子も多いのではないでしょうか?子どもであれば、年賀状は出しても大丈夫?それとも出すのは非常識?

祖母が亡くなったときの対処方法を紹介します。

祖母が亡くなったことを知らない人に年賀状は出してもいい?

喪中はがきを送る範囲はどのくらいなのでしょうか?近親者が亡くなった場合、どれくらいの範囲まで喪中はがきにしたほうがいいのか迷ってしまうこともあるかと思います。

年賀状にした場合は、マナー違反になってしまう?

喪に服すことは、縁故関係や宗派によって異なります。浄土真宗であれば、喪中そのものがないのだそうです。

この場合、喪中はがきではなく年賀欠礼ハガキとなるようです。

喪中はがきのマナーは、常識の範囲で考えて出すといいようです。子ども同士で年賀状を出すときに、喪中はがきを出すことは少ないのではないでしょうか?

周りと合わせたやり方であったり、住んでいる場所の風習や実家に聞いてみるといいでしょう。

祖母が亡くなったときには、喪中はがきを出しますが遠い親戚であったりおじ・おば・いとこ等の三親等以下の場合は喪中はがきをださなくてもいいと言えるでしょう。

祖母が亡くなったことを知らない人に年賀状を出すかどうかは個人の考えでOK

喪に服することは地方や個人の考え方によるので、身内以外であればそこまで悩まなくともいいのかもしれません。

叔父さんや叔母さんなどが亡くなった場合であれば、3親等となるので喪中の範囲にはならないと言えます。

喪に服するということは、法律で決められているわけではありません。一般的な常識の範囲となるので、住んでいる場所や個人の考え方によって範囲が変わると言えます。

ほとんど顔を合わせることのない祖父母が亡くなったときには、2親等となるので喪に服します。

生前によく交流があり、お世話になったという場合は3親等であっても喪に服す場合もあるでしょう。

喪に服すのは、自分のためにしているのかもしれませんね。亡くなった後も喪に服することはしないようにというような故人の意志を尊重するのもいいでしょう。

喪中のときには、年賀状を出すことは控えます。あらかじめ喪中欠礼のはがきを出しておきましょう。喪中であっても、寺への初もうでやお中元やお歳暮を贈ることは特に控える必要のないことなので四十九日が過ぎていれば、贈っても問題ありません。

祖母が亡くなった場合、子供同士の年賀状のやりとりについて

祖父母が亡くなった場合、子供にも喪中はがきは出したほうがいいのでしょうか?

子ども同士で年賀状のやり取りをするときにはどのように対応するべきなのか、いくつか方法があるようなので紹介します。

子どもがある程度大きければ、 親の名前で喪中はがきを出すときに連名でお子様の名前も記載して出すといいでしょう。

親は喪中ハガキを出し、お子様は年賀状を出すのもひとつの方法です。とくに、小さい子どもであれば年賀状を出すことを楽しみにしているのではないでしょうか?

事前に伝えられる場合は、相手の親御さんに話しておくといいかもしれません。

寒中見舞いとしてはがきを送るのもいいでしょう。

寒中見舞いを出すときには、写真などを使わずにイラストや文章で仕上げるようにしましょう。

もし、結婚や出産の報告をしたいのであれば別にハガキを出したほうがいいですね。

喪中の期間は亡くなった人による?年賀状は出してもいい?

喪中であっても、子どもには年賀状が届くことがあるかと思います。子供のお友達から年賀状が届いたときには、どうしたらいいのでしょうか?

実は、喪に服す期間は目安になるものがあるのです。もちろん、喪中の期間は、家庭や宗教などによって違いますがおおよそこのような期間となっています。

両親が亡くなったときには、12か月~13か月となり兄弟、祖父母が亡くなったときには3か月~6か月となります。

この期間が過ぎているのであれば、年賀状として返事を書いてもいいでしょう。小学生であればこの期間を過ぎていなくともそこまで気にする必要はないかと思います。

あけましておめでとうというお祝いの言葉は使わず年賀状を書いてもいいですね。寒中見舞いとして出すのもいいですし、お手紙として返事を出すのもいいでしょう。

中高生であれば、マナーを知る機会となるので寒中見舞いを出すのもいいかもしれません。

寒中見舞いを出す時期は一般的に1月8日から2月4日となっています。

祖母が亡くなったときの寒中見舞いの出し方や出す時期

寒中見舞いの出す時期は、松の内(1月7日)があけてから立春(2月4日)までとなりますがずいぶん日数がありますよね。

この寒中というのは、二十四節気の「小寒」と「大寒」の間の期間を表します。「小寒」と「大寒」の間に出すため寒中見舞いとなるのです。

寒中見舞いの出す時期は、3通りの解釈があります。

まず、小寒は1月5日からなので、1月5日以降から寒中見舞いを出してもいいという考えです。1月5日は年賀状のやりとりがされているので寒中見舞いを出すのは少しはやいかもしれません。

関西では松の内が1月15日のところもあります。ですので、1月15日以降という考え方もあります。年賀状からの間隔もちょうどいいですね。

一般的なのは、1月8日以降という考え方です。1月7日の門松などを片付ける日から2月3日までが、一番多く寒中見舞いを出す時期と言えます。

時期として一番いいのは、1月10日頃となります。

喪中のハガキを出していて、挨拶を控えさせて頂きますと事前にお知らせしているのであれば寒中見舞いはださなくともいいでしょう。