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人生の選択に間違いなんてありません
人生において大切な局面で自分が選んだ選択肢は、間違いだったかもしれない・・・そう思った経験のある人も多いと思います。そして、実際に今そう思っている人もいるでしょう。
しかし、別の選択をしてもきっと同じような現実が待っているはずです。現状に満足していなかったりダメだと思うのは、結局は自分の心の在り方が作り出しているからです。
つまり、どの選択肢を選べば正解だったのか?と言うことはあまり関係ないのです。
どの選択肢を選んだとしても、自分の考え方や心の在り方が同じなら、今と同じことを思うようになります。
もしも、間違えたと思っているなら、きっとあなたは自分に対して「ダメな自分」「間違える自分」「見る目がない自分」などを感じていると思います。
間違えたと思うと自分を責めて後悔してしまいます。しかし、間違えても良いと思います。ダメな自分でも良いと思います。
選択を間違えたとしても、それが経験となります。間違わないと気付かない事も多いのです。
人生の選択とは何なんでしょう?間違いってあるの?
知人の息子さんの話です。彼は今中学3年生で進路で悩んでいるそうです。というのも、名門の高校からオファーが来るほどバスケが上手なのだとか。そこで、オファーが来ている高校に入学してバスケに打ち込むか、他の進路をたどるのかを迷っているというのです。
ここまで話を聞いたときには、自分が中3だったらきっと深く考えずバスケを選ぶんだろうなと思いました。
しかし、彼の中には別の具体的な選択肢があるそうです。それは、オファーを蹴って工業系の高校に進学する選択肢です。工業系の高校に行けば、技術が身に付けられて将来仕事をするにも困らないだろうと考えているというのです。
現実的な考え方の出来る子だなと思いますが、彼の中には2つの選択肢があります。バスケの名門高校で高校生活をバスケに捧げるか、将来の事を考えて工業高校に進学する。どちらを選んでも将来どうなるか分かりません。
バスケに捧げてもプロになれる保証はないけれど別の道で成功する可能性もあるし、工業高校を卒業しても仕事に役立つとは限りません。工業高校を選んでも将来バスケのコーチなどをする可能性だってゼロではありません。
選択と言うのは、選択肢があるから成り立ちます。選ぶことが出来る事ができるから、どちらも起こりうるのです。
人生の選択を間違いだと後悔しても仕方ない
自分の選択が間違っていたと後悔するなら、成長する事しかないと思います。もちろん、成長したからといって今の後悔が無くなるとは限りません。
しかし、成長しなければ今後も後悔の連続になってしまいかねません。
今後悔している選択と同じ選択をしないために、もっと良い選択ができるためには、経験や知識を積んで成長することが大切です。
成長することが出来ると、少しずつ自分の事を俯瞰で見ることが出来るようになってくるでしょう。
自分の今置かれている状況を客観的に見ることが出来るようになり、経験や知識が豊富だと、今よりも正しい判断や後悔の少ない選択肢を選ぶことが出来るようになります。
過去の選択の失敗に後悔し続けて立ち止まっていても成長は出来ません。起こってしまったことは変えようがありませんが、未来は自分の力で変えることも可能なのです。
自分で選んだ道だったなら、その選択に間違えはありません。
選択を後悔しないためには、この選択肢は自分で選んだという自信を持つことです。
しかし、選択肢を選ぶ時に全て自分の意思だけで決めるとは限りません。誰かの影響を受けて選んだ選択肢が失敗すると、選択に自信が持てないだけでなく、他者のせいにしてしまいます。
皆が選んでいるから、親が言ったから、無難だから、こわいから、仕方がなくなどの理由で選ぶと自分で選択したという自信は持てないでしょう。
選択をするときに間違えないで欲しいことは、自分で決めるということです。それはとても大切な事です。
自分が決めたことは、常に正しい。
人生の選択肢は自分で選ぶことです。自分の人生なのですから、自分で決めることが重要です。
もちろん、長い人生の中では迷う事や分からない事もあると思います。そんな時に他者に相談したりアドバイスを貰うのはいいと思います。
しかし、あくまでもアドバイスや意見を聞くだけです。人生の分岐点の大小にかかわらず、最終的な判断をするのは自分です。
自分が決めた選択肢に間違いはありません。
現実的には間違うこともあるでしょう。しかし、人生という長い目で見れば間違いなんてないと思います。
間違えると、正しい選択が何だったのか気付くでしょう。間違えた選択をしたから、分かったことや気付くことがある・・・人生においてはそれで正解だと思います。
たまに、迷って決められない事もあります。それはどちらの道も正解と思って良いのではないでしょうか?
ですから、迷った時には思い切って決めてしまいましょう。自分が決めた選択なら、それが行くべき道だったということです。