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猫を失ってペットロス。何ヶ月も寂しいと友達に話したらおかしいと言われた
大切な猫との別れ…。
これは、経験したことがない人には想像できない喪失感なのです。
飼っていた猫がこの世を去って落ち込んでいる私に、友達は「また別の猫を飼えばいいじゃない」と言いました。
ビックリしてしまって言葉が出ませんでした。
怒りにも似た感情もふつふつと湧いてきました。
でも、仕方がないかもしれません。
猫を飼ったことのない人には、どの猫も同じに見えるのでしょう。
寿命だって大体わかっていました。
でも、現実的にお別れが来たからと言ってすぐに受け入れられるものではありません。
猫を失ってペットロス、寂しい気持ちから様々な症状が・・
「ペットロス」とは、飼っていたペットが亡くなってしまった喪失感から立ち直れず、日常生活を送ることさえままならない状態のことを言います。
ペットに対して過剰なまでの愛情を注いでしまう方も、いらっしゃるでしょう。
そうではなくても、一緒に暮らせば愛着が湧くのは当たり前。
癒しの存在として、家族の一員であったペットの死をそう簡単に受け入れることはできません。
老衰であれば、ある程度の覚悟ができるかもしれませんが、事故や病気など突然の死によってペットを失った人は、「ペットロス」の症状が強く出てしまうようです。
ペットを失って、気力が亡くなったり、眠れなくなったり食欲がわかない症状がある人は、もしかしたら、ペットロスかもしれませんね。
ペットロスから立ち直るには、時間が必要です。
1週間の人もいれば、3年、5年と喪失感を抱き続ける人もいます。
猫同士もペットロスになる?寂しいのは人間だけじゃない
多頭飼いしている猫ちゃんのうちの一匹がこの世を去ると、残された猫たちにも変化が現れます。
猫には、感情なんてないと言われていますが本当でしょうか?
今まで一緒に生活していた仲間の猫がいなくなったり、飼い主さんが悲しんでいる姿を見れば仲間の「死」をしっかりと認識するのではないのでしょうか?
これは、言葉で説明できるものではありません。
本能で感じ取っているに違いないと思います。
友達は2匹の猫を飼っていました。
2匹には同じお皿で、二匹分のご飯を上げていたそうです。
ある日、1匹がこの世を去り、猫は1匹になりました。
そして、2匹に上げていたお皿で1匹分のご飯を上げていたら、なんと半分残したそうです。
いつか戻ってくると思っているのか、いなくなったことを受け入れられないのかはわかりませんが、切ない気持ちになったそうです。
猫を失ってペットロスにならないための方法
大事な大事な猫ちゃんを失った悲しみを癒す方法は『時間』しかありません。
泣きたいだけ泣いて、悲しみたいだけ悲しんでください。
もっと、してあげられることがあったんじゃないかな?と後悔していませんか?
本当に仕方がないことですが、寿命なのです。
もっと早く気づいて上げられればと、自責の念にかられてはいませんか?
でも、猫ちゃんはあなたに感謝しかしていませんよ。
猫ちゃんがあなたにありがと言うと言っているのを感じませんか?
悲しんでばかりいては、猫ちゃんからのメッセージに気付けません。
そして、新しい家族を迎え入れてあげましょう。
あの子の変わりは他の猫を飼っても埋められない!
あの子の変わりは居ない!
あの子に失礼だ!
今は、そう思うかもしれません。
でも、違うんですよ。
大切なのは「猫を飼い続ける」と言うことです。
新しい猫ちゃんを飼うことは、先に旅立った猫ちゃんに対しての供養にもなります。
これは、言葉で説明するのは難しいのですが、新しい家族を迎えたら、きっとそう思えるはずです。
ペットロスで寂しい思いをしている人との接し方
知人が飼っていた猫を失って、落ち込んでいる時に、私がしたことは
- とにかく話を聞いてあげる
- 猫ちゃんがいなくなった空間から連れ出してあげる
でした。
ふさぎこんでいる彼女の話を、ただただ聞いてあげました。
彼女は、もう少し早く病院に連れて行って上げれれば、助かったかもしれないと、後悔していて落ち込んでいました。
ですから、その後悔の気持ちを吐き出させてあげました。
何度も何度も何日も同じ話を聞きました。
それから、落ち着いたころを見計らって彼女にこういいました。
「猫ちゃんはあなたに感謝しかしてないよ。あなたが悲しんでいたら、心配で猫ちゃんは成仏できないでしょ?」
そうすると、彼女も「そうだよね、絶対心配するよね?成仏できなくてウロウロしている方がかわいそう」と言って少しづつではありますが、元気を取り戻してくれました。
悲しみからの立ち直り方は人それぞれです。
時間しか解決しないこともたくさんあります。
猫ちゃんがいなくなってしまったということは、そんなにすぐには受け入れられないでしょう。
ですが、猫ちゃんは幸せに旅だったはずです。
猫ちゃんはあなたに感謝しかしていません。
あなたも猫ちゃんを失って、悲しみしか残らないはずはないですよね?
感謝の気持ちの方が大きいと思いますよ。