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日本人は韓国語を簡単に覚える事が出来る!仕組みを知ろう!
韓国語の文字「ハングル」。見た目はなんだかさっぱりわからないと感じるかもしれませんが、仕組みさえ覚えてしまえば簡単に理解できると言われています。
日本語の母音は「あa、いi、うu、えe、おo」で、子音である「K」を加えることで「かka、きki、くku、けke、こko」となります。この原理がわかっていれば、ハングルも理解できるというのです。
日本語の母音「a,i,u,e,o」は、ハングル表記になると「ㅏa,ㅣi,ㅜu,ㅔe,ㅗo」となります。この母音に「母音の発音をそのまま」という意味の子音「ㅇ」を合わせます。それで「아,이,우,에,오」となり、日本語の母音「a、i、u、e、o」と同じになります。
ハングルの「か、き、く、け、こ」は、ハングルの「K」=「ㄱ」を掛け合わせます。そして「가ka、기ki、구ku、게ke、고ko」となるのです。
ただし、ハングルの母音と日本語の母音の数は違います。日本語の母音が5つですが、韓国語の母音は基本母音10個、合成母音11個の合計21個!さらに子音は19個あり、それを掛け合わせることになります。
日本人が韓国語を簡単に覚える事が出来るのはなぜ?
日本人が英語を覚える時に大変だと感じるのは、単語の順番が違うのが理由の一つでしょう。主語が必ず最初にくる、しかし疑問文になると順番が変わるなど戸惑ってしまうのではないでしょうか?
しかし韓国語の場合は基本的に日本語と同じ順番です。
【例文】私は日本人です
この文章を、①私②は③日本人④です、と分けて韓国語にすると
①ナ ②ヌン ③イルボニン ④イムニダ
と同じ順番となるのです。
言いたいことを日本語で考え、それを1つずつ単語に訳していけば韓国語になるということです。それが日本人にとって韓国語を覚えやすいと感じるポイントかもしれません。
日本語の漢字は中国から入ってきた文字ですが、韓国語の中にも中国語からきた単語がたくさんあります。
そのため日本語の中の漢字で音読みで読む単語については、韓国語でも発音が似ているものが多いようです。
日本人が韓国語が簡単と思うのは似ているから?
日本語とハングルには共通点があると言われています。
まず「漢字語」があるという点です。「漢字語」は漢字に由来した言葉ですが、ハングルの中にもあります。そして日本語の漢字の音読みとよく似た発音をする単語も多いのです。
例えば「公園(こうえん)」はハングルで「공원(コンウォン)」、そして「運動(うんどう)」は「운동(ウンドン)」です。似ていませんか?
そして「助詞」がある点でも日本語を似ています。日本語では「私は」のように名詞に助詞をつけて表現しますが、ハングルも「저 는(チョ ヌン)」と助詞をつけるのです。
日本語と似ている単語の例をご紹介します。
日本語 ハングル
注意 주의(チュイ)
分野 분야(ブンヤ)
かばん 가방(カバン)
ほとんど一緒に感じませんか?これなら英語よりも覚えやすいかもしれませんね。
日本語と韓国語は兄弟みたいなもの?
言語的構造が似ている「日本語」と「韓国語」は、大昔に同じ言語から分かれたのではないかと考えられているくらい、似ているともいえるでしょう。
韓国語の勉強を始めると、日本語との共通点がたくさんあることがわかります。そのため、他の言語よりも覚えやすいと感じる人も多いのです。
古代には日本列島もにも、朝鮮半島にも文字はなかったと言われています。そのため中国の漢字を借りて、当て字で記述するようになりました。そのため、日本語の音読みが韓国語の漢字の読みと似ているのです。日本語の漢字の読み方には訓読みもありますが、韓国語の漢字の読み方は一つにつき一通り!それが覚えやすいのかもしれません。
例えば日本語の「社会」は韓国語では「サフェ」、そして日本語の「会社」を韓国語にすると「フェサ」となります。日本語の「会議」は、韓国語では「フェイ」、「会」の読み方が同じなのです。
そのため、日本語と韓国語は兄弟みたいなものだとも思われているようです。
日本人が韓国語を勉強するならまず数字から!
韓国語の勉強を始めるのであれば、数字から始めるとよいかもしれません。
実は韓国語の数字は二種類の数字があるため、覚えにくいのです。
日本語でも「漢数字(一、二、三)」と「一つ、二つ、三つ」と数える固有語数字がありますが、韓国語にもあるのです。
まずは10まで覚えるようにしましょう。「イル、イー、サム、サー、オー」とリズムに乗って何度も言いながら覚えるようにしましょう。
漢数詞 読み
0 영/공 ヨン/コン
1 일 イル
2 이 イ
3 삼 サム
4 사 サ
5 오 オ
6 육 ユク
7 칠 チル
8 팔 パル
9 구 ク
10 십 シプ
一度覚えてしまえば、何も見なくてもわかるようになるでしょう。頑張って覚えましょう。