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畑の雑草はどのような草?処理方法はあるの?
雑草とは育てている野菜や花などの他に、勝手に生えてくる植物全般を雑草と言います。雑草の特徴は、生長が早い、再生力が強い、種をつけるのが早く、しかも大量につけます。種も一度に発芽するのではありません。土の中で待ち、土が掘り起こされ種が地面に出て、光を浴びて発芽する「好光性種子」が多いのです。
この「好光性」の性質が雑草を取っても取っても生えてくる原因の1つになります。
雑草が発生する仕組みについて
雑草が生えた状態で土の中には沢山の種が眠っています。除草で土が掘り起こされたり、雨で種が地面に露出すると、光を浴びた種は休眠から目覚め雑草が生えます。
雑草が発生しやすい環境
雑草はどこでも同じものは生えません。土の気候、土のPHや水分量などの土壌環境、人の手の加え方によっても種類が違って来ます。畑の手入れの仕方が違うと隣同士の畑でも生える雑草が違います。
雑草は生長が早く、日光が遮られてしまい作物の生育が悪くなり、作物に与えた肥料や水分を奪います。
種をまくと雑草が生える?
稀に「種をまくと雑草が生えた」と耳にします。これはまいた種が発芽する前に元々土の中にあった雑草の種が先に、発芽してしまうのが原因です。
畑の雑草の処理方法は?太陽熱土壌消毒が便利
春先、秋遅くに地温を上げるために、ウネに透明マルチを張り栽培することがありますが、夏にウネに透明マルチを張ってしまうと、地温が上がり過ぎて作物が枯れてしまいます。しかし地温が高温になるのを利用すると、菌や害虫を駆除出来たり、雑草が生えにくくなります。理由は地温が低い夜に雑草が発芽し、日中の地温の高温で雑草の芽が枯れるのです。
1~2週間透明マルチを張ると、ウネの表面近くの雑草はほとんど枯れます。しかし土を動かすと雑草の種が出て来て生えてしまうので、土が動かさないようにマルチは丁寧にはがし、ウネは立て直さず種をしたり、黒マルチを張ったりして作物を育てるようにしましょう。
黒マルチを張って栽培すると雑草はほとんど気になりません。マルチを利用しないで葉物野菜やニンジンなどを育てると、雑草がたくさん育ち作物に悪い影響を与えます。マルチを張らないで栽培するような野菜には、透明マルチの太陽熱土壌消毒をおススメします。
ここ最近は家庭菜園を楽しまれている方がたくさんいます。雑草に悩んだら是非この方法を試してみてください。
畑の雑草の処理方法は?このように処分しよう!
畑の雑草を処理させるのには乾燥させる
とにかく乾燥させることが大切。抜いた後の雑草はまだ生きているのでそのまま埋めると又永ついてしまうこともあります。他にも水分を含んでいるので、とても重く運ぶのが大変です。抜いた雑草は日光に当たるように干すようにしましょう。山のように積んで置きたくなりますがこの方法は乾きにくいのです。
乾燥させた雑草は穴を掘り埋める
雑草は埋めることによって推肥となり土に戻ります。一番環境にいい方法が土に埋める事になります。手間がかかるので浅く掘って土に埋めてしまいがちですが、雑草が完璧に枯れていないと又根がついてしまうこともあるので、出来るだけ深く穴を欲し埋める事をおススメします。
畑の雑草の対策はこの3つ!予防はきちんとしよう
雑草対策は3つのことを組み合わせると最大の予防策になる
- 雑草を刈り取る、根を抜く
- 除草剤で枯らす
- マルチング(ビニールマルチ)
草刈りや抜き取り作業で取り除く
草刈りや抜き取りをする場合は成長時期よりも前にすることが重要です。ウネを作った後に発芽したばかりの小さな雑草が多い時は、土寄せしながら草を取り除くことをおススメします。草刈りの機械を使う事も出来ますが、根が残ってしまう可能性もあるので再生も早いです。畑の中では出来るだけ雑草の根を抜くことで、再生しにくくなります。
除草剤の種類と作用
除草剤は薬剤の種類や使用方法を適切に選ぶことで、効率的に雑草を取り除くことが出来ます。除草剤にはいろいろな植物を枯らす、非選択的除草剤と、対象の種類の植物だけを枯らす選択的除草剤がありますので用途に合わせて選んで使用する事が出来ます。
雑草の除去の方法と種類について紹介します
- 雑草の防除の方法
雑草を抜き取る、刈り取る、枯らす又は新たに生えてこない事を含め除草と言います。 - 手取り除草
素手や鎌などの簡単な道具を使って雑草を抜き取ったり、根こそぎ刈り取ったりする方法です。現在は小規模な家庭菜園や他の除草法を補う目的で行われています。 - 機械除草
機械を使って除草作業をします。機械で作物の植わっているウネの間の土をかくはんすることで、生えている雑草を抜いたり、切断したりして除草します。 - 生物除草
雑草を好んで食べる動物を放し雑草を食べてもらう方法になります。 - 科学除草
除草剤をまいて雑草を枯らし、生えてこないようにする方法になります。ここ最近では最もポピュラーな方法になります。