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生チョコを固めるのは冷凍庫?冷蔵庫?
テンパリングという言葉を聞いたことがありますか?
チョコレートを作る時に、なめらかでツヤを出すために行う微妙な温度調節のことなんだそうです。
何だか難しそうな感じがしますね。
生チョコなら柔らくていいので作りやすいイメージがありませんか?
ですが、そのチョコがなかなか固まらないとガッカリですね。
冷凍庫に入れたら固まるかな?と思ったことはありませんか?
油分や糖分が入っているので意外にカチンコチンにはならないんですよ。
生チョコが固まらない場合は、冷凍庫に入れてもいいということがわかりました。
では冷蔵庫と冷凍庫ではどちらがいいのでしょう。
- 冷蔵庫で時間を掛けて冷やす・・・仕上がりをキレイにしたい場合
- 冷凍庫で固める・・・柔らかそうな場合
という感じで使いわけるといいでしょう。
冷凍庫で固める場合はココアパウダーをまぶすと成型しやすいと思います。
時間が無かったり、急いで作りたい場合は冷凍庫にいれるものありですよ!
生チョコが残ったら冷蔵庫から冷凍庫へ
生チョコの冷蔵庫での保存期間は4日くらいでしょうか。
たくさん作って、まだ冷蔵庫に残っている場合はどうしましょう。
そんな時は冷凍保存が出来ます。
この保存の仕方を間違えてしまうと、生チョコの風味や味わいが残念なことになってしまいます。
生チョコの冷凍保存の仕方
約3~4週間ほど、冷凍保存ができますよ。
用意するのはフリーザーバッグです。フリーザーバッグに生チョコを入れてしっかりと中の空気を抜きます。
まずは冷蔵庫に入れて冷します。全体が冷えたのが確認できたら冷凍庫に入れます。
コツは冷凍庫に入れる前に一度冷蔵庫で冷やすことです。
常温の状態から冷蔵してしまうと、急激な温度変化によってチョコの表面が白くなってしまいます。
脂肪の結晶が出てきて、味も落ちてしまいます。
生チョコを冷蔵庫にいれても固まらないのはなぜ?
「チョコは冷やすと、すぐに固まるもの」というイメージはありませんか?
生チョコを冷蔵庫に入れても固まらないことがあります。
チョコレートと生クリームの割合に秘密があるようです。
チョコレート2に対して、生クリーム1というのが、ちょうどいいバランスなんです。
生クリームの量が多かった場合は、固まらないで液状のままになってしまいます。
チョコの割合が高いほうが固まりやすいということです。チョコだけのほうが早くかたまります。
分量通りで、分離もなかったのに固まらない・・・という時は、冷やす時間を伸ばしてみて下さい。
2時間ほど入れておいても固まらない場合は、一晩冷蔵庫に入れてみて下さい。
それでもダメな場合はゆっくりと湯煎しながら溶かしていき、チョコを追加投入してみてください。
追加するチョコも湯煎してから、少量ずつ足していてってください。
生チョコの冷蔵庫や冷凍庫での保存期間は?
生チョコを冷凍庫で保存する
冷凍庫で保存しても大丈夫ですが、個人的には生チョコの口溶けが失われてしまうと思います。また風味も落ちますね。
どうしても冷凍する場合は、フリーザーバッグなどに入れて空気に触れるのを防いでください。
解かして食べるときにも注意が必要です。
解凍するときは、フリーザーバッグに入れたままの状態で冷蔵庫でゆっくりと解凍していきます。
冷蔵庫で24時間たってから外に出した状態で、半日ほどおいてください。
急激な温度の差によって、チョコの表面が結露してしまうことがありますので気を付けてください。チョコの表面がざらついて、白っぽくなります。
食べても問題はないのですが、生チョコの特徴が生きませんね。
冷蔵庫で保存する場合は2~3日程度、長くても1週間を目安にしましょう。
冷凍庫の場合は1ヶ月はもちます。
生チョコを簡単に手作り!
生チョコの簡単なレシピを紹介します。
家にある材料で作ってみよう!
用意するもの
- タッパーなどの容器・・・1個(100㎜×150㎜)
- チョコレート・・・300g
- 生クリーム …180ml
- ココアパウダー・・・適量
- 生クリームをナベに入れて弱火で温めます。
- 沸騰する前に火を消します。
- チョコレートを細かく刻んで、ナベの中に入れてよくかきまぜます。
- とろとろの状態になったら、タッパーなどの容器に流し入れます。
- 冷蔵庫に入れて冷します。
- 冷えたらココアパウダーを全体的にふりかけて出来上がりです!
ポイントは・・・?
生クリームを温める時に注意してください。ヘラを使ってゆっくりと混ぜ合わせてくださいね。
そしてチョコレートを入れたら、手早くかきまぜることも大事です。
溶け切れないチョコレートがあったら再び弱火で温めてください。とろとろ仕上がりになりますよ。
分量を増やすと、大量生産も出来ますよ!