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熱が37度の場合は仕事を休まない人の方が多い!
ある製薬会社が20代~50代の働いている男女を対象にして行った調査によると、「風邪を引いても会社を休むことができない」と回答した人が64%にもなることが分かりました。
子供の頃は、風邪を引いて少しでも熱があると、学校をお休みしていたと思います。
ですが、社会人として働くようになってからは、仕事に対して責任があるため、少し体調が悪いくらいではお休みする人は少ないようです。
また、「会社の同僚・部下が会社を休んでもいいのは熱が何度の時からか」という質問には、約半数の人が「37.6度~38度」というように答えたそうです。
平均すると「37.9度」という体温が休んでも良い目安になりました。
ですが、平熱が低い人からしてみると、37.9度の熱がある場合はすでにフラフラの可能性もあります。
大人の平熱の平均は約36.1度です。
会社に病気で休みたいと伝えても良い体温の目安が約38度ということですので、平熱が低い人は、自分の平熱プラス2度を目安に考えると良いかもしれませんね。
熱が37度以上だと仕事を休む?みんなは何度で会社を休むの?
「自分の熱が何度まで上がったら仕事を休んでも良いと思いますか?」というアンケートを取ってみたところ、最も多く回答があったのは「38度~38.4度」というものでした。
次いで多かったのは「37.5度~37.9度」という結果になり、中には「40度以上熱が出ないと休む連絡を出来ない」という人もいたようです。
給料をもらって仕事をしている以上、37度台の発熱くらいでは会社を休むことが出来ないと考えている人が多く、会社を休むということはとてもハードルが高いことだというのが分かりますね。
平熱には個人差がありますので、どのくらいの発熱を目安に会社を休めばいいのかはその人によって違うと思います。
ですが、日本の社会の中では、少しの発熱くらいで会社を休むのは非常識という考え方があるようです。
熱が37度は仕事に行ける体温?微熱と高熱の違い
微熱と高熱を見分けるには何を違いと考え何を目安にする?
- 微熱
平常の状態で基礎体温が0.5度~1.0度高い状態のことを言います。 - 高熱
- 平常の状態で基礎体温が1.5度以上高い状態のことを言います。
基礎体温がもともと35度台の人もいますので、そういった体温の人が37度の発熱をした場合は「高熱が出た」ということになりますが、基礎体温が36度台の人は「微熱が出た」ということになります。
たとえ微熱の場合であっても、出社してから体調に異常が出てくることも考えられます。
熱が微熱程度しかなくても、その日の仕事内容によっては業務に支障をきたすことも考えられます。
例えば、たくさん取引先に訪問しなくてはならない時や、色々な人に合う時は、相手へ配慮をして会社を休む方が良い時もあります。
身体を動かすような仕事の時も同様で、家で安静にしていた方がよいでしょう。
ずっと席に座ったままで自分のペースで仕事をするような場合は、微熱で出社してもあまり害はないかもしれませんが、業務内容によってはお休みした方が良いと言えます。
熱があっても仕事を休めない!自分で出来る対処法
熱があって体もだるいけど会社を休むことができない・・・。
そんな時は薬の力を借りるしかありません。
身体は辛くて大変だと思いますが、ドラックストアに行って市販の風邪薬を購入しましょう。
どんな風邪薬を選んだら良いか悩むかもしれませんが、そんな時は薬の箱の裏側を見てみましょう。
そうすると薬の成分が分かります。
風邪薬の箱には、どの成分がどんな症状に効果を発揮するのか書かれているものもあります。
例えば、熱を押さえる効果がある成分としては「イブプロフェン」になりますので、これが配合されている風邪薬を選ぶと良いです。
熱が無くて鼻水やのどの痛みの症状がひどい場合は、風邪薬ではなく痛み止めを使うという方法もあります。
総合感冒薬は色々な成分が入っているので、薬の効果が弱い可能性もありますから、痛み止めとしての目的で使う薬の場合は1つの成分を1錠に入れているものを選ぶ方が効き目も期待できます。
こんな時は仕事を休んで!会社を休む時のルール
風邪を引いた時や熱があるとき、体調が思わしくない時安易を基準にして休むことを判断すればよいのでしょうか。
「会社を休むルール」としては、どのような基準があれば欠勤が許されるのか気になりますよね。
会社には「就業規則」というものが存在します。どんな上司の下で働いているかにもよりますが、一番重要視した方が良いポイントは「周囲に迷惑が掛からないか」ということだと思います。
少し前だと「風邪ぐらいで会社を休むな!」という企業も多かったようですが、最近では熱や咳の症状があるのに会社に来ても周りの社員や取引先の人に迷惑がかかるだけと判断されることもあります。
取引先からも「こんな状態の社員を働かせるなんて非常識だ」と言われてしまうこともあるようですね。
このような症状の時は、会社を休んでも良い
- 高熱がある
- インフルエンザが疑われる
- ひどい腹痛や頭痛、胃痛がある
- 持病が悪化した
- 骨折のような大けが
- 予測できない事故
こんなときは無理して出勤することはやめて、会社にお休みをもらいましょう。